カウンセリング
コーチングとカウンセリング,どちらもよく聞く言葉だと思います。その違いは,現状より向上させるという点では同じと言えますが、扱う内容が違います。
プラマイ0のラインより、下のマイナスゾーンにいる状態をなんとか0まで引き上げるのがカウンセリングです。
0より上のプラスゾーンに今もいるが、より向上したいという方のためのものがコーチングです。
気球で言えば、バーナーの火力を上げるのがコーチング、重りを下す作業がカウンセリングです。
コーチングは主に、現状と未来にアプローチし、カウンセリングは現在にアプローチします。
目標達成がコーチングの仕事です。問題解決がカウンセリングです。
カウンセリングは予備校に似ているのかもしれません。大きな挫折やうまくいかない状況など痛みを抱えて予備校へいきです。予備校では、その状況を打破するために勉強をして、乗り越えようとします。今年乗り越えられなかった受験の壁を、乗り越えられる自分になるために。
そして、春には笑顔でさよならをいうのです。
心についても同じようなことが言えます。その状況に対応できる自分になる。
そのために変えるべく心の癖もあるでしょう。身につけるべき能力もあるでしょう。自分を創っていくためのトレーニングも多数あります。まるで受験勉強のように。そして、笑顔でさよならを言うのです。
受験で必要なのは知識量の変容かもしれませんが、カウンセリングでは認識の変容です。そして、身につけるべき必要な能力もあるでしょう。(その能力に関しても、「トレーニングによって身につけるか」、「その能力が発揮されるのを妨げる何かを解消するか」に分かれます)
カウンセリングといえど、過去のつらい体験を話さなければいけないわけではありません。そんなものは話すだけでもつらいですし、カウンセラーが聞いても大した意味はないのです。私は、話せば状況が変わるという認識には立ちません。話してすっきりするならば友だちでもいいでしょう。確かにすっきりする部分もあります。それはあくまで「話したいけど話せない」という気持ちが解消されただけだと思います。
具体的な内容を話す必要はありません。
カウンセリングで、「何が起こったか」というストーリーを聞くのは、聞く側のエゴです。カウンセラーが知りたいのは、「そのことについてどう思っているか」です。つまり「つらい出来事があった」ということは知りたいが、「どんなつらい出来事があったかは話す必要はない」ということです。
話したいのは、「何があったか」より、「つらい気持ち」ではないでしょうか?そして、これから「どうしていくか」「どう解決していくか」だと思います。もちろん具体的な内容を聞いてもらいたいときは聞かせていただきます。ただし、こちらから話すのもつらいことを話してもらうことはございません。
問題となる心の癖は変えることができます。
気軽にご相談ください。
【このような方に向いています】
・「変わりたい」という意志がある
・悩んでいることがある
・やると決めたことが、なかなか始められない
・やめたいけど、やめられない
・自分に自信が持てない
・トラウマがある
・コンプレックスがある
・誰かに必要とされたり、社会に貢献したい
・自分の存在意義を見出したい
・心のもやもやが晴れない
・どうしたらいいかわからなくなるときがある
・毎日がわくわくしていない
・人生が思うような状況じゃない
・恐怖症を克服したい
・自分の人生を歩んでいる感じがしな
・ただ話を聞いて欲しい。